私達キャスト同士がよりよいチームワークのもとでショーを演じるために、 次にあげたキャストとしての基本的なマナーを守りましょう。『WORKING OUR WAY』より
- キャスト同士いつも笑顔であいさつをしましょう。
- 出退勤や休憩の時間を守りましょう。
- ブレークエリアや従業員食堂、更衣室などのキャストの施設は、互 いに気持ち良く使用できるように大切にしま しょう。ゴミを放置したり、ものを使いっぱなしにしない ようにしましょう。
- 灰皿のない場所や歩行中の喫煙は慎 みましょう。
- 安全は、キャスト同士で互いに注意しましょう。オンステージ、バッ クステージを問わず、どんなに急いでいるときでも決して走らないようにしましょう。車両を利用し て仕事をする場合には規定の制限速度を守ってください。
- 電話をかけるとき、受けるときには、必ず自分の所属と名前を名乗りましょう。私用の電話 は、バックステージの公衆電話を使用して下さい。
- 業務に関することは互いに公言しないように しましょう。ゲストは東京ディズニーランドに夢を持って います。もし、ショーの舞台裏などの話を聞いたら、ゲストの夢が こわれてしまいます。特に、通勤途上のバス、電車の中では気をつ けてください。ちょっとした一言でも、その日のゲストの素晴らし い体験の気分をこわしてしまいます。
オンステージでは、ポケットに手を入れたり、壁に寄りかかったり、 カウンターにもたれたりしないで、きちんと立ちいつでもゲストを 暖かく迎えられるようにしましょう。 勿論、バックステージでも、節度のある態度を心掛ける必要があります。 (from 『WORKING OUR WAY』)
まぁ、こういう面もあるわけですね... ただ、私の拾ったものは、本文にもあるように、どうやらゲストのものではなく、 陳列してあった商品が床に落っこちて、やや汚くなって戻すに戻せない、 というものが殆んどであったこと、を弁解として付け加えておきます。小さなタオルやハンカチやパスポートでも、 みなさんちゃんと届けてくださっています。 まぁなかには私たちが気が付かないだけで、自分のものにしちゃったり、 ポイしちゃってる人もいるんでしょうけれど・・・。 ヘアピンとか、何かの部品とか、ねじとか、割れたコンタクトレンズとか、 ぼろぼろに壊れて使いものにならない時計とか。 ちゃあんと届けられるし、中には届け出を出して、 無事ゲストの手に戻ったものもあります。 届けるのが遅くなってごめんなさいといって、 次の日に持ってきてくれるひともいました。 (ホントは当日がいいんですが・・・)
ゲストに郵送で、写真が入れられるキーホルダーをお返ししたときのことです。 キーホルダーの中には赤ちゃんの写真が入っていました。 しばらくたって、"届きました"という連絡をかねて、 お礼の手紙が来ました。そのキーホルダーの中の写真の赤ちゃんは、 亡くなったそうです。 大きくなったら家族一緒にインパークしようと思っていたのですが、 その夢も叶わずなくなったそうです。 いままで、外にでるのも辛かったそうですが、気分転換と、 せめて子どもの写真を持って、 子どもに見せてあげたいと思って遊びに来たそうです。 その大事なキーホルダーを届けてくださって、ありがとう、という内容でした。
お財布を返したときに、目から涙をいっぱいにためて、帰っていった中学生もいました。
東京ディズニーランドには、ゲストからの質問に「わかりません」という 答え方はありません。ゲストから尋ねられて答えられないときは、まわりのキャストに聞いて答えましょう。 (『WORKING OUR WAY』より)それでも埒があかない時は、"フラッシュ3333"に内線電話して 問い合わせるのがマニュアルになっている。尤も実際は、「わかりません」 なんてみんな言ってるし、フラッシュ3333なんかかけた事ないけども…… 後年聞いたところによると、フラッシュ3333にかけても、
「そういう時は直接言って下さい。これは落書き帳ではありません」と書かれてしまった。